使徒信条(5)聖霊による聖徒の交わり。
ヨハネによる福音書14章16-26節(新197頁) 、16章13-14節(新200頁) 前置き ここ数回の説教を通じて、使徒信条が記された理由と使徒信条が持つ意味について考えてみました。私たちが信じる主なる神という存在は、被造物である人間が完全に理解できる対象ではありません。聖書に記された神についての知識も、神という存在のごく一部だけを教えているので、私たちは神について完全に理解することができません。しかし、少なくとも、聖書に記された神という存在とその方の本質については正しく知って信じなければならないと思います。使徒信条は、私たちに、神という存在への極めて限られた知識ではありますが、聖書に記された神について教えているのです。今日、私たちは残りの使徒信条「わたしは、聖霊を信じます。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠のいのちを信じます。」について学びます。これを通じて、聖霊なる神について、教会との関係について考えてみましょう。 1.聖霊なる神を信じる。