主日礼拝休止のご案内。(志免教会員専用)

主日礼拝休止のご案内。
期間：4月12日〜5月6日（4週間）
再開：5月10日（予定）
その他：公式的に主日礼拝、水曜祈祷会は会室で金牧師夫婦が守ります。皆様はご自宅でお守りください。

去る4月9日の定期小会にて、やむを得ず4月12日の主日礼拝から5月6日までの約1ヶ月間、主日礼拝の自粛を決意しました。4月5日の礼拝に16名の方が集い、礼拝が守られ、密閉、密集、密接を避けることが不可能であると判断し、緊急事態宣言に合わせて思い切って決意しました。特に4月12日は、主の復活を記念するイースター礼拝ですので、さらに残念な気持ちを禁じ得ないと思います。

礼拝は私たちの命のような、非常に大切な儀式であります。教会は神への礼拝のために存続する共同体だと言っても過言ではないと思います。しかし、主はヨハネによる福音書4章を通して、真の礼拝の意味について、教えてくださいました。『イエスは言われた。婦人よ、わたしを信じなさい。あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。…まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。 神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。』(ヨハネ4章21－24節)

霊と真理をもって礼拝をするというのは、『御父と御子から、私たちに来られる聖霊の御導き(霊)により、神の言である主イエスの御言葉に従い(真理)、真の神様に礼拝を捧げる。』という意味です。つまり、礼拝は1次的に、神と信徒の関係の中で行われる『聖霊による神の御言葉に聞き従う生き方。』を意味するのです。ですので、我々の礼拝は我々の生活そのものです。聖書には、『心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、 神を賛美していた。』(使徒言行録2章46節)という言葉がありますので、私たちも、それに従って週1－2回集い、礼拝と祈祷会を守っています。しかし、これは私たちの生活の礼拝を公に示す2次的な礼拝なのです。真の礼拝は聖霊の御導きと主の御言葉が伝えられるところであれば、いつでも、どこでも可能な主の恵みです。そういうわけで、主イエスは『この山でもエルサレムでもない所で』と言われたのです。

それでも、一緒に集まって礼拝が出来ないということは、確かに心痛むことだと思います。数十年間守ってきた礼拝の形が変わり、神様に申し訳なく、心苦しくなると思います。しかし、どこで礼拝をしても、霊と真理による礼拝は神の御前で聖なる礼拝になります。今は近所の人のためにも、教会のお一人お一人のためにも自粛が必要だと思います。私たちが礼拝を休み、家庭礼拝を守る理由は、私たちの健康だけのためのことではありません。まさに『隣人を自分自身のように愛しなさい。』と命じられたイエス・キリストの言葉に聞き従うことです。もし、今の自粛が世の権力や暴力団体による宗教弾圧であれば、私たちは命をかけて対立し、戦わなければならないと思います。しかし、今の状況はむしろ隣人と教会員の健康のために、地域社会の安定のための措置であることを、心に留めていきたいと思います。

今の自粛が1ヶ月で終わるかどうか、それ以上になるかどうかは誰も分かりません。しかし、このような時でも、神様が私たちと一緒におられることは明らかです。また、皆が集まって主に礼拝する日が一日も早く来ることを祈ります。皆さんのご健康とご家族の健康のために祈ります。金牧師夫婦が必要な方は、いつでもご連絡ください。皆さんに主イエス・キリストの平和が豊かにありますように。

2020年4月12日金東佑牧師